キュレーションメディアのビジネスモデルや作り方を徹底解説!!

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突然ですが皆さんはキュレーションメディアという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

インターネットの普及に伴い、キュレーションメディアという言葉が使われるようになりましたが、キュレーションメディアとは具体的にどのようなものなのでしょうか?

キュレーションメディアを知ることは、世間にとって価値のあるコンテンツを知ることに繋がります。

今回はキュレーションメディアとは何か?また、そのビジネスモデル、今後の成長性や、作り方について、すべてを網羅して徹底解説いたします。

そもそもキュレーションメディアとは?

はじめにキュレーションメディアとはそもそも何なのか?について解説しますね。

キュレーションメディアとは、カナリ平たく表現をしてしまうと、インターネット上に既に存在する情報・コンテンツを、運営者による特定・独自の方向性や切り口に沿って選択したり、つなぎ合わせて、公開しているメディアを指します。

つまり、キュレーションメディアとは自分たちで全く新しい情報を0から作り出すのではなく、既にある情報の取捨選択やまとめ方により、新たな価値を発信するメディアなのです。

キュレーションメディアは、特定のターゲット・人物に強く訴求し働きかける事ができます。

例えば、Apple製品を誰よりも好み、Apple製品についての全ての情報を得たいと考えている人がいた場合、Apple製品について、製品の機能や種類から評論家の評価までを一か所に集めたメディアは大変な価値を持つのです。

キュレーションメディアに対して、読者やユーザーからすると、このような強いニーズがあるのです。

情報の取捨選択に編集のセンスと技術が必要になるため、実は、キュレーションメディアは誰でも作ることができるものではありません。

しかし、自分でゼロから情報を作り出す必要はないため、いわゆる0➤1の創造性がなくてもメディアを作り出すことができるようになったところに、大きな特徴や話題性、同時に問題点があるのです。

キュレーションメディアの具体例

とは言え、百聞は一見にしかずですので、実際のキュレーションメディアの事例をまずは知っていただいた方が理解してもらいやすいと思います。

キュレーションメディアは、大まかに言うと以下の2種類のメディアに分類されます。

  1. バーティカルWebメディア系
  2. ニュースアプリ系

以下にそれぞれ具体例を挙げていきますね。

1,バーティカルWebメディア系

バーティカルWebメディア系の特徴としては、まずWebブラウザ上で閲覧するメディアである事。

また、何かの領域に特化している(バーティカル)メディアである事が特徴です。

ファッションや転職、不動産、旅行等の分野が多い印象です。

4MEEE

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4MEEEは女性に向けたトレンド情報を集めたキュレーションメディアです。ファッション、ビューティー、恋愛、ライフスタイルと女性が注目する情報をお洒落に公開しています。女性に的を絞り、インターフェイスも女性に受けるものにし、総合的な戦略をもって女性の心をつかんでいます。まさにキュレーションメディアとして最もわかりやすいものです。

食べログまとめ

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食べログまとめは、食べログの情報を整理したキュレーションメディアです。食べログまとめが特徴的なのは、食べログの情報しか扱っていない点です。原則として、キュレーションメディアは様々なメディアから引っ張ってきた情報をまとめ上げて、独自のコンセプトを作り配信するのですが、食べログまとめは違います。母体となるメディアが巨大であれば、その中に整理の余地が生まれ、食べログまとめのようなキュレーションメディアを作り上げることができるのです。

2,ニュースアプリ系

ニュースアプリ系については、スマートフォンアプリ上で起動・閲覧するものである事。

また、バーティカルではなく、幅広いニュース記事を配信している事が特徴です。

Newspicks

Newspicksは国内の90以上のメディアから経済に関するニュースをまとめて、配信しているキュレーションメディアです。また、大きな特徴として、各ニュースに関して著名人や有識者がつけたコメントも公開されています。そのため、経済ニュースを専門的な視点からも分析することができる人気のメディアです。2015年には満足度NO.1ニュースアプリに選ばれています

グノシー

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グノシーは「エンタメ」「スポーツ」「おもしろ」「国内」「海外」「コラム」「IT・科学」「グルメ」のジャンルからなるキュレーションメディアです。一見すると情報に方向性がないようにも感じますが、グノシーが掲載する情報には明確な方向性が存在します。それは、「読者にとって面白いもの」です。全体を通して、万人が興味を持ち、理解できる情報が多く、広く浅く情報を取り込みたいというニーズを確かに満たしているのです。キュレーションメディアは専門的な情報を扱う狭く深いものだけではないという好例です。

 

LINE NEWS

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LINE NEWSはLINEユーザー向けにニュースを配信するキュレーションメディアです。また、ニュースだけでなくコラムのような記事も配信されます。LINE NEWSもキュレーションメディアとしては大きな特徴を持っております。それは、メディアを立ち上げる前からすでに登録ユーザーが存在する点です。LINEというソフトに登録している人に向けてニュース等を配信するため、キュレーションメディアとしてユーザーを獲得するというよりは、LINEユーザーにさらなる満足を与えるというコンセプトが強いです。

キュレーションメディアのビジネスモデルや市場規模は?

起業やスタートアップを起こす事に関心の高い本誌の読者の方にとって、気になるであろうビジネス・事業としてのキュレーションメディアについて解説していきますね。

キュレーションメディアのビジネスモデルはどういったものなのでしょうか?

結論、以下のようなビジネスモデル・マネタイズモデルが中心です。

  • 広告(アドセンス・純広告・掲載課金型広告)
  • 送客・販売促進支援(アフィリエイト広告・送客課金型広告)
  • EC・物販

基本的には、一般的な既存のインターネットビジネスと言われる事業のマネタイズモデルと一緒ですね。

要は、コンテンツを特定の切り口でキュレーションする事により、アクセスを集め、その集めたアクセスを広告を中心に課金・マネタイズをするといったシンプルな内容です。

矢野経済研究所によると、キュレーションメディアの市場規模は、2017年度には395億3000万円に拡大すると予測されており、ビジネスモデルとして、初期コストが少ないというメリットがあり、参入プレイヤーが増えている事に繋がっているのだと思います。

キュレーションメディアの課題・問題点

このようにキュレーションメディアは情報社会において、発展すべくして発展したメディアです。

しかし、一方で、キュレーションメディアには様々な問題もあります。

2016年、大型キュレーションメディアの「MERY」やDeNA「WELQ(ウェルク)」が記事の大半を公開停止、メディアの一時閉鎖をした事件は記憶に新しいですが、これらの原因は信ぴょう性の薄い記事の提供にありました。

では、なぜこれらのメディアは信ぴょう性の薄い記事をわざわざ掲載したのでしょうか。

それはキュレーションメディアが激しい競争状態にあるためです。

この競争を勝ち抜くためには、第一に他メディアよりも1日に乗せる記事がより多ければ多いほうが有利なのです。

キューレーションメディアの多くは、SEOを中心としたアクセス流入を稼いでおり、特定のクエリ・検索ワードをターゲットとした際に、いかに競合よりも、早く先に場所取りができるか、が重要です。

また、単純に、どんどん記事が更新され、1日に何度見ても自分の興味のある分野に関する新しい情報が載っているメディア魅力的であり、多くの人を集めます。

こういった背景があり、MERYやWELQは信ぴょう性の薄い記事や、著作権などをしっかりと確かめずに、コンテンツを量産体制を作り、どんどん掲載してしまったのです。

これはある種のネットリテラシーやコンプライアンス意識の問題であり、今後キュレーションメディアを運営していくうえで最大限に注意を払わなければならない部分です。

幅広い情報を多くの人に届けるキュレーションメディアだからこそ、様々な分野に関して信ぴょう性をチェックした運営が求められるのです。

キュレーションメディアの作り方・運用の仕方は?

とは言え、冒頭でお伝えしたようにキューレーションメディアの価値そのものが否定をされたわけではありません。

ユーザー・読者にとっては、一定のメリット・価値・需要があるものですので、今後も一定レベルでキュレーションメディアというのは求められていくでしょう。

そこで、ここでは、実際にキュレーションメディアを立ち上げたい!という方に対して、その作り方や運用の仕方について、少しだけレクチャーしたいと思います。

ここでは、ニュースアプリ型ではなく、バーティカルWebメディア系を前提でお話していきます。

以下のような流れで進めていくイメージです。

  • テーマ・分野を決める
  • キーワードをリサーチする
  • マネタイズモデルやコンバージョンポイントを決める
  • コンセプトを決める
  • コンテンツ製作・校閲体制を構築する(ライターさんの採用や教育)
  •  KPIの設定とPDCA運用

テーマ・分野を決める

まずは、自分たちのキュレーションメディアのテーマ・分野を決めていきます。

自分たちが興味を持てる分野、競争相手が少ない分野、市場規模が大きな分野、今後の成長可能性が高い分野・・等、人それぞれとは思いますが、そういった視点で選定・精査をしていきます。

ターゲットとなる検索キーワードリサーチする

次に、ターゲットとなり得る検索キーワードをリサーチしていきます。

なんだかんだ言って、バーティカルWebメディアにおいてのアクセス流入チャネルとして、今も有効でありマーケットがデカイのは、Googleを中心とした検索エンジンになります。

最近ではソーシャルメディア経由の流入も伸びてはいるものの、瞬間風速的であり、再現性や継続性という観点では心もとないアクセス経路になってしまいます。

そのため、検索エンジンにおけるキーワードをしっかりと事前に調べて、そもそものニーズの量と質を把握しておく必要があります。

このリサーチによって、想定されていたようなキーワードボリュームが存在していなかった場合、残念ならが検索エンジン経由で多くのアクセスを得るのは難しいという判断になるでしょう。

ただし、時間軸として将来的に、こういった検索ワードが伸びていくはずである!といった将来の成長性やポテンシャルに、先手を打って張っておく、というスタンスもありと言えばありかもしれません。

マネタイズモデルやコンバージョンポイントを決める

次に、ビジネスですから、マネタイズモデルやコンバージョンポイントを決めなければなりません。

最近では、スタートアップなどで、大手企業・メガベンチャー等にバイアウト・イグジットする前提でメディアを立上げ、マネタイズ度外視で、アクセスだけを集めるといった会社やメディアも増えてきています。

その際は、売り先はどこか?どれくらいのバリエーションがつきそうか?そのためにどれくらいの最低アクセスが必要そうか?といった視点は持っておくと良いでしょう。

コンバージョンポイントというのは、何を成果指標において、例えば、会員登録だとすれば、そのためのページを設計しておいて、そのページにユーザーやアクセスを誘導するといった事を事前に考えておくべきでしょう。

コンセプトを決める

コンセプトというのはざっくりとした話になりますが、一言で言うと、

「誰のために、何の価値を提供したいのか?」

だと思っています。

これがメディアのミッションや運用方針に一本軸を持たせてくれるので、競合との差別化にもなっていきます。

ですので、ここをブレないように最初にキッチリ決めておくのは意外と重要です。

コンテンツ製作・校閲体制を構築する

次に、実際にメディアとしては、コンテンツを作る体制を構築しなければなりません。

主には、編集担当者とライターさんが必要になります。

コンテンツ製作の作業工程としては主に以下が発生します。

  • 記事・コンテンツの企画・設計業務
  • ライターさんへの発注管理業務
  • 記事執筆・ライティング業務
  • 記事校閲・編集業務
  • 記事投稿業務

これらをしっかりと玉突き事故にならないような体制を構築する事が非常に重要です。

そのためには、専任の編集担当者を1名コミットしてもらう必要がありますし、ライターさんは外部の方で問題ないですが、優秀で共感度の高い方をメディアの規模感によりますが5~10人は集めなければなりません。

また分野によっては、専門性が非常に高いために、監修や校閲をしっかりと対応してくれるアドバイザーも必要になるでしょう。

KPI設定とPDCA運用

コンテンツ製作体制が整い、一定コンテンツが増えてきたら、次にメディア運用におけるKPIを設定し、それにそってモニタリングしていく必要があります。

一般的には、以下の3点の指標を見ておけば問題ないかとは思いますが、メディアの運用方針などによっては、それ以外の詳細KPI・プロセス指標も持っておいても良いでしょう。

  • セッション数
  • コンバージョンページ閲覧数
  • コンバージョン件数

 

また、Webメディアというのは、作って終わりという事はなく、飽くなきアップデイト・更新が求められます。

PDCAを細かく回していき、記事を改善を繰り返していくのです。

そうした運用体制を構築する事は非常に重要です。

キュレーションメディアの今後や将来性は?

最後に、今後のキュレーションメディアの将来性についてはどうなのでしょうか?

先程の大手キュレーションメディアの閉鎖事件などにもあったように、今後のキュレーションメディアにおいては、運営責任がより厳しく求められてくるでしょう。

生半可な気持ちで運用してもうまくいかない可能性が高いと思います。

市場規模自体は伸びていく流れですので、しっかりと運用体制を構築できれば、爆発的な成長を果たす事も可能と思います。

是非、皆さんにも、良い意味で世の中にインパクトのあるキュレーションメディアの立上げにチャレンジしていただければと思います。

キュレーションメディアについてのまとめ

以上「キュレーションメディアを徹底解説!」でした。

キュレーションメディアの分野は近年大幅な成長を遂げているがゆえに先ほども述べたように、課題があるのも事実です。

企業側の努力も勿論必要ですが、視聴者の私たち側も無限にある情報を判断するリテラシーを向上していく必要がありそうです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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